匠塗装ブログ

”信男” (のぶお) と言う男!!

 信男!! 久し振り!! コメントありがとう。 
信男の久しぶりの言葉に懐かしさと嬉しさを感じています。

ですので、今日は信男と言う男の話をします。

信男は私の可愛い可愛い弟分です。
信男のお母様はとても立派な経営者で、自分の部下から沢山の経営者を輩出されていて、心から尊敬する女性経営者の1人です。

そんな立派な人の元には、まれに大バカ野郎の息子が生れてきたりします。
信男はそんな大バカ野郎の1人です。
しかし、その馬鹿さ加減が、実は信男の大きな魅力でもあるのです。
何とも憎めない、可愛げと愛嬌のある魅力ある男です。

5年ほど前、夜の12時頃、突然 信男から電話がありました。
『こんな時間に何だろう?』と電話に出ると、凄い勢いで信男が言いました。

『森田社長。 〇月〇日の予定はどうなってますか?』

・・・『何でやねん?』

『実は〇月〇日の朝9時からうちの会社で全体会議を行いますので、是非 出席して欲しいんです。 予定 大丈夫ですよね? 出席して貰えますよね?』

・・・『ちょっと待てや!! 何で俺が会議に出なあかんねん。』

『出て欲しいからです。』

・・・『お前の気持ちなんか知るかい!! 俺はお前の会社の社員やないぞ。 横浜まで行くのに電車賃もかかるし、俺もヒマやないんやぞ。』

『だから予定を聞いてるんです。』

・・・『お前、酔ってんのか?』

『いいえ。 シラフです。』

・・・『落ち着いて考えろよ。 来て欲しい。って気持ちは分かったけど、何で来て欲しいんか。って、いう主旨をまず言えや。 予定は別にして、主旨をまず聞かん事には軽はずみな気持ちで出席も出来んし、逆に無下に断る事も出来んやろ? だから主旨を言え。』

『主旨? ですか?』

『おう!! 主旨や!!』

『う〜〜〜・・・・・・・・・・・・・』

そう言うと、それまでまくし立てるように私に出席を迫っていた信男が黙りこくってしまいました。
これじゃあらちが明かんと思った私は言いました。

・・・『じゃあ、2つ質問するから、どっちの方が近いか答えろ。』
『はい!!』

・・・『1つ目は〇月〇日に、お前の会社で大々的な大きな会議があって、全国から沢山の経営者が集まる。 勿論、お前のお客でもある俺にもその会議に出席して欲しいし、俺にとってもその会議に出席する事には、非常に意義のある会議やから是非とも参加して欲しい。 ただ、最初に伝えるべき主旨の説明が、気持ちが勝ち過ぎて順番があべこべになってしまった。』

・・・『もう1つは、会議に沢山の経営者が集まる。 俺は来ても来んでもどっちでもええんやけど、もし俺に会議の事を伝えんで、後で知られて(何で俺に言わんかったんや。)と怒られるのが嫌やから、取りあえずアナウンスだけした。』

・・・『どっちや?』

と聞くと、長い沈黙の後、シブく低い落ち着いた声で、信男は答えました。



















『後者ですね!!』

『分った。 その日は予定があるから止めとくわ。』 
そう言って、私は電話を切りました。
勿論、腹も立ちませんでした。 信男らしい答えで、何と正直な男なんだろうと感心しました。

しかし、その会話の意味が分らず、腑に落ちなかった信男はありのままを正直に上司に報告し、大目玉をくらい、2日後、わざわざ横浜から神戸の私の所まで謝罪に来ました。

謝罪に来た信男に会うなり、『相変わらず、土居社長に怒られてんのか?』と聞くと、『そうなんですよ。 ちょっと聞いてくれます? やっぱり僕って駄目なんですよねぇ〜。』と、散々愚痴と泣きごとを言って、会議の事には一切触れず、謝罪も忘れ、『いやぁ〜〜!! 楽しかったです!! また遊びに来ます!!』 と、気分スッキリ帰って行きました。

私の人生の師、心の師、田山校長がカンボジアとタイにビジネススクールを開校し、人材育成に取り組んでおられます。

今、信男はタイ(チェンマイ)の学校の教員として現地に赴任しています。

風の噂では、現地の女子生徒にモテモテらしく、朝も生徒に起こされ、昼食は女の子どうしが、信男の昼食を作る為の争いを起こす程のモテようで、普通、海外出張から日本に戻れば、ホッとするものですが、信男は日本に一時帰国した翌日には、自分をもてはやしてくれるタイに早く帰りたい!!と言うそうです。

あくまでもこれは根も葉もない風の噂なので、本当の所は分りませんが、信男の性格からして、絶対 事実だ!!と、私は確信しています。
日本でモテない男が海外に行ってチヤホヤされる事ほど怖い物はありません。
多分 勘違いして調子に乗りまくっている事でしょう。

しかし、どんな理由や動機であろうと発展途上国に行って、自分の生きがいややりがいを見出した信男の事を私は心から尊敬します。
発展途上国の子供達に自分の出来る何らかの支援をする事は、もはや、先進国に住む人にとっての義務だとも私は感じています。

しかし、そう思ってはいても、そのきっかけや方法が分らない人が多いのが現状です。
現地に住み、現地の子と笑い、泣き、歌い、踊り、喜んでいる信男は偉い!!
現地の子と同じ物を食べ、同じ環境で喜びを感じ、子供達に夢や希望を与えている信男は、正真正銘 本物の教育者です。

子供の頃に出会う教師はその子の人生に大きな影響力を及ぼします。

現地の子は信男を見て、『こんな立派な大人になりたい!!』 『こんな人と結婚したい!!』 と感じている事だと思います。
是非、日本人だからこそ教えられる日本人の持つ魂を教育してやって欲しいと願います。
そして、タイの土地で本物の教育を行っている弟分を持てた事を私は誇りに思います。

いつかまた、神戸で酒を酌み交わせる時があるなら、『調子に乗るんじゃねぇ!!』 と愛を持って信男を殴ってやりたいと思います。


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